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2013年8月29日 木曜日
お盆休み、ドライブで渋滞にはまってから腰が痛いんです
みなさまこんにちは。オラキノ院長の小平です。
8月も終わりになろうとしています。
ようやく猛暑も落ち着き始めたようですが、皆様いかがおすごしでしょうか?
オラキノには、まだ"夏の疲れ"を引きずった患者さんが多くみられています。
今日の患者さんは、30代後半の男性の腰痛に関するお悩みです。
患者さんのお悩みの内容は
腰が痛い。特に腰の下やお尻のあたりに普段感じない猛烈な張りを感じる。
実はお盆休みに家族旅行で出かけたんですが、車で渋滞にはまって、それから痛みが取れないんです。
おまけに休み明け、仕事がたまって残業もあって、痛みが増す一方。
マッサージや整体に行っても全く変わらず、
ヘルニアかと思って整形外科にも行ったけれど、骨には異常がなくてヘルニアでもなさそうで、
痛み止めとシップは全く効き目なし(それでもしっかりシップは張られていました(^v^))
渋滞にはまると、長時間車のシートに座ったまま、動けなくなりますよね。
さらに仕事でも長時間座りっぱなしの模様、それは腰も痛くなります。
お父さんは大変です。
さて、長時間座りっぱなしの状態が続いているこの患者さんに、
どのようなことが起こっているのかを考えますと、
実は腰ではなくて股関節に着目する必要があります。
股関節とは、骨盤と太ももの骨をつなげる重要な部分で、
骨盤側に臼のような球形のくぼみがあって、
そこに太ももの骨の大腿骨頭という球がはまっています。
周りを強固な靭帯と脚やお尻の筋肉がたくさんついています。
関節の中には潤滑油のような液体が充満されていて、
骨と骨がぶつからずにスムーズに動くようにできています。
さて患者さんのお話に戻ります。、
長時間座りっぱなしのこのかた、胴体や頭、腕などの重みが
ずっと股関節に乗っかったままの状態にあることが容易に想像できます。
実際に股関節を動かしてみたり、圧迫のストレスをかけると
動きも悪く、股関節の詰まり感が強く、大変つらい状態であったことが解ります。
ちょっと乱暴ですが、解りやすくお話しすると、
股関節が長時間の座位で体の重みによるストレスで"詰まった"状態になっています。
このすとれをを解放してあげるためには、筋肉をほぐすのではなくて
関節の詰まりを取り除いてあげることですね。
こうした股関節の問題は、カイロプラクティックアジャストメントという技術が必須です。
筋肉をほぐすとか、関節を"ゆっくりソフトに"などやっていても全く取れません。
この施術自体はほんの瞬間に終わります。
この患者さんは、背骨全体がまっすぐで、上体の重みがストレートに腰部骨盤にかかりやすい
体型をされていたので、腰の痛みに直接は関与していませんが、
痛みの再発を防ぐために、背骨全体の湾曲を整えて、上体の重みをバランスよく分散吸収しやすいように
背骨全体を整える施術も行いました。
(このような施術が必要な理由は以前のブログ、背骨はまっすぐではダメなんですか?をご参照ください)
いままでの痛みは一発で本人もびっくりするほど撮れました。
しかしまだ残業が続くとのことなので、おそらく疲れとともに、
徐々に不快感が戻ることが予想されますので、
仕事上、できるだけ座りっぱなしにせずに椅子から立ち上がる用事を作ることのアドバイスとともに、
疲れにくい背骨を作っていくように、定期的な背骨のメンテナンスを行って行く予定です。
同じようなメカニズムによる腰痛は
1日中運転しているトラックやタクシーのドライバーさん
長時間ドライブに出かけた方
1日中座って仕事をしているビジネスマンの方
などに多く見られます。
腰痛の原因を根本から改善されたい方は、
カイロプラクティックオラキノにお越しください。
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|2013年8月7日 水曜日
椎間板ヘルニア持ちのママさんの腰痛
こんにちは、オラキノ院長です。
暦の上では"秋"といいますが、夏本番の暑さですね。
皆様しっかりと暑さ対策をなさってください。
さて、今日の患者さんのお話は椎間板ヘルニアをもっている腰痛患者さんのお話です。
お話の前に、簡単なたとえ話をしますね。
ある日、庭にある大切な鉢植えが棚から落ちてわれていました。
その近くに野球のボールが落ちていました。
さて、大切な鉢植えを割ってしまった犯人は誰でしょう??
こたえは、野球のボールとは限りませんね。近所の野良猫かもしれないし、
風で倒されたのかもしれません。
たまたま隣にあるものが犯人、とは限らないということをちょっと頭にとどめておいてください。
さて、患者さんのお話に戻ります。
こんな方でした
32歳女性で、はじめてのお子さんを出産1年後に来院されました。
妊娠後から大変な腰痛に悩まされ、出産後はあまりの痛さに自分で立ち上がれず、
ご主人に抱えられて病院を退院したそうです。
そんな状態でも、産科では"椎間板ヘルニア"ということで整形外科を紹介、
整形外科でMRIを撮影、たしかにL5腰椎の椎間板ヘルニアがあったそうですが、
通院しても、マッサージ、接骨院、整体、相当数通ったそうですが、
痛みが全く改善せず、とにかく前にかがめない、しゃがめないために
お子さんを抱き上げることもできないそうです。
人は神経という"電線"のようなもので痛みをはじめ様々な情報を脳に伝えています。
体の全域から、背骨の中を通過して脳に伝わるわけなんですが、
背骨に入って行く場所で、足のどのへんとか、腕の親指側小指側とか、だいたい痛みを感じる場所が決まっているわけなんです。
例えばL5神経がヘルニアによって圧迫されているとすると、
L5神経がカバーする脛の外側や足背の真ん中から裏にかけてがしびれるわけなんですね。
私も患者さんのお話を聞きながら、足の痛みを予想していたらなんと・・・・・
"骨盤の骨の上"なんですね。
この女性、奇形があるわけではありません。
つまり、
「椎間板ヘルニア持ちであっても、それによって腰が痛くなっているわけではない」
という、大変重要なことが解ったわけです。
おそらく、出産時にお子さんが体から出た瞬間に、
体内の重力バランスが大幅に変わって崩れたバランスで
骨盤ベルトの固定をしてしまったために骨盤を支える靭帯が悲鳴をあげているようでした。
治療は骨盤矯正と、股関節の調整などを行い、無事にお子さんを抱き上げられるようになりました。
いまは2週間に一度のペースで、だんだん重たくなるお子さんを抱っこした後の方の疲れを中心に
メンテナンスに通っていただいています。
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