ブログ
2013年4月8日 月曜日
90歳女性 段差があるところでの腰の痛み
こんにちは、オラキノ院長の小平です。
久しぶりのBlog更新になりました。
さて、今日は“その人のための治療とは“という観点でお話します
少し前に、ご紹介を受けて
最近娘さんの自宅でぎっくり腰をおこしたんですが、
たまたまその近くのカイロプラクターのお世話になって
かなり痛みが改善したが、しばらく継続加療したほうがよいというアドバイスだったそうです。
このおばあさんの状況は、
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体が大きく左に傾き、歩くたびに体が左にさらに大きく傾いていき
(杖を左に持って体が倒れないように支えている状況です。)
それでも平らなところはどうにか歩けるものの、段差のあるところで腰がつらい。
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景気が右肩上がりなのは歓迎ですが、
人の姿勢が大きく右上がりなのは歓迎できません。
どうしてこのおばあさんの体が大きく右上がり(左下がり?)なのかというと、
骨盤と脚を結んで安定させているお尻の筋肉がかなり弱っていて、
ご自身の体を支えられなくなっているんですね、右側だけ。
ですから、段差があるところで特に、体が傾いてしまうんですね。
もう90歳と言うお歳ですので、歳のせいにする方もいらっしゃいますが、
左がきちんと機能しているということは、右もきちんとすれが解消する問題と思われます。
カイロプラクティックによる骨盤の機能に関する治療と、
お尻の筋肉を意識する
来院5回目くらいからかなり支えがしっかりして
短い距離なら杖なしでも歩けるくらいです。
ついでに(?)膝の痛み具合もだいぶ回復してきて、
20年以上できなかった正座も、
後日談で、整形外科のリハビリでも筋肉のトレーニングを処方され
椅子に座って脚、膝、足を延ばす運動だ
この運動、高齢者の転倒による骨折で寝たきりになる方が多い中、
転倒を予防
このおばあさんも、日常生活で転倒しては危ないですから、
もちろんこのような運動をすることは大いに必要です。
しかしこの患者さんのように90歳になってなお、自分で自立した
何をしてあげたらいいのかを考えたときにどうでしょう。
リハビリテーションのアドバイスはそういう視点にはなっていないですよね。
このおばあちゃんが杖なしでシッカリ自立するために必要なものは
こういう視点なしではその人のための治療、とはならないよ
これが私、小平の考える一番重要な治療のポイントだと思っています
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