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2011年2月22日 火曜日
妊娠中の腰痛
みなさまこんにちは。
今日は、妊婦さんの腰痛についてお話します。
実は先週、妊娠6カ月の方から電話をいただきました。
「実はぎっくり腰を起こしてしまいまして・・・・」
このような患者さんも、当日には静かにしていれば痛みはない状態に、
翌日の施術後には少し痛みは残っても前かがみになって靴が履ける状態に、
その4日後にはすでに通常の日常生活を送っておられました。
さて、妊娠中の腰痛の原因は大きく二つの要因が考えられます。
①妊娠に伴うホルモン分泌の影響によるもの
②胎児の成長に伴い、体の重心バランスが変化して全身の負担が増えること
実際には、上記が絡み合って痛みを生じることが多いのです。
①については、出産時に赤ちゃんが狭い骨盤を通りぬけて出てこなくてはならないために、一時的に骨盤を緩めるように、骨盤周囲の靭帯を緩めるホルモンが放出されるそうなんです。そうすると、骨盤の周りの筋肉が、緩んだ骨盤をしっかり支えなければなりません。関節が変化を起こすことで、関節の周りに痛みを感じるセンサーもたくさんありますので、こういうものが反応を起こしてしまうこともあります。
②赤ちゃんが大きくなってくると、妊婦さんの体は前のほうに重心が移動してきます。妊娠後に骨盤が前傾してくる方が多いのはこのためです。バランスを取るために腰を後ろにそらすようにすると、腰を支える筋肉の負担が増えたり、お尻の筋肉まで突っ張って頑張ったり。
日常から適度に体を動かして、血行を良くして、特定の筋肉の負担に偏ら内容に注意することも重要です。
また、痛い時には妊婦さん用のサポートベルトや紐もあります。緩んだ骨盤周りをサポートしてくれるので、一時的に負担が減って楽になることが期待されます。ただしこれに頼り過ぎると、はずした時の痛みからの回復が遅れるもとになりますので、あくまでも痛い時の緊急避難と考えたほうがよいでしょう。
そして注意していただきたいのが体を左右に”ひねる“動作です。痛いなと思ううちはまだよいのですが、痛さのあまり日常生活が送れなくなってしまうと困ります。
こういうときにはカイロプラクティックオラキノにご相談下さい!
まず、治療用のベッドが違います。フラットでなく、骨盤をしっかり支えて、おなかの部分に段差を作り、
赤ちゃんのスペースを確保します。さらにおなかの下はスプリングで下がるので、圧迫感はほとんど感じません。
患者さんの許可をいただいて、写真を撮らせていただきました。
国際基準のカイロプラクティックでしっかりした基礎医学の教育を受けているので、
この時期に起こりやすい乳腺の張りや痛みの有無なども事前に確認して
患者さんに余計な痛みや負担をかけないなどの配慮を行いながら、
安全第一の治療を行ってまいります。
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